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ヒラメロッドの選び方とおすすめ品

ヒラメロッドの選び方とおすすめ品

※2022/2/5:全面改訂。おすすめロッドを更新しました。
※2023/4/23:最新モデル情報を反映(ネッサBB,ネッサエクスチューン)。

※2024/3/17:最新情報へ更新(ロッドのモデルチェンジは無し)

こんにちは、もんもたろうです。

ヒラメロッドを選ぶ上で重要なポイントとおすすめ品について紹介します。
この記事をみて頂ければ、これからヒラメ釣りを始めようとされている方も最適なロッドを選ぶことができるはずです。
ラストには、もんもたろうオススメロッドも紹介します。
自分の愛刀を手に入れ、ヒラメ釣りへ出撃しましょう!

ヒラメロッドとは?

おすすめヒラメロッド
おすすめヒラメロッド

ヒラメロッドとよく似ているのはシーバスロッドです。
シーバスロッドでもヒラメ釣りは可能です。
実際にわたしもヒラメ釣りを始めた頃はシーバスロッドを代用していました。
しかし、ヒラメ専用ロッドはティップ(ロッドの先端)が柔らかめなっています。
ヒラメが食い付いた時の強い衝撃を吸収することで、掛けたヒラメを逃がさない設計になっています。

ヒラメロッドの4つの重要ポイント

ヒラメロッドを選ぶ際の大事な4ポイントは「長さ」「重さ」「曲がり調子」「扱えるルアーの重さ」です。

ヒラメロッドの長さ

ヒラメロッドの長さは「扱いやすさ」と「遠投性」の観点から選択します。

  • 漁港や防波堤の場合:9フィート前後
  • サーフの場合:10~11フィート
    ※9フィート:2.74m、10フィート:3.48m、11フィート:3.35m

漁港や防波堤で使用する場合は扱いやすさを重視して9フィート前後のロッドを選びます。
漁港や防波堤は水深があるため、遠投しなくてもよい場面が多いため長いロッドは不要です。
一方、サーフでは近場にもヒラメはいるものの、深場にも潜んでいます。
また、波に対して正面を向いているため、波をかわすという意味でもロッドは長い方が有利です。

ロッドは長い方が波をかわし易いためルアーのコントロールに有利
サーフでは長いロッドの方がルアーをコントロールしやすい

また、遠投は一度のキャストで広範囲を探れるため、広大なサーフを攻略するのに適しています。
砂浜から近い距離では何度もルアーが投げ込まているため、ヒラメはスレてしまい釣れにくい。
一方、沖合のヒラメはルアーを見慣れていないため、喰い付きやすい傾向にあります。
遠投することは混雑した釣り場ではもちろんのこと、スレていないヒラメを狙えるという点で有利となります。

遠くのヒラメはルアーに喰い付きやすい傾向がある
沖合にいるヒラメはルアーに喰い付きやすい傾向がある

ヒラメロッドの重さ

ヒラメロッドの重さは疲労に直結します。

  • ヒラメロッドは200g以下を狙う

ヒラメはなかなか釣れません。根気勝負になるときもあります。
特にサーフではポイントを探して長い距離をランガンする場合もあり、かなり体力を消耗します。
数十グラムの違いでもキャストを繰り返すと以外にも体への負担に違いが出てきます。

ヒラメロッドの曲がり調子

ロッドがどこから曲がるのかを示す指標を「調子」あるいは「テーパー」といいます。
ヒラメロッドの曲がり調子(テーパー)はファースト or レギュラーがおすすめです。
ヒラメがバイトした時の衝撃吸収とルアーの操作性を両立できるためです。

ヒラメロッドはファーストがおすすめ
ヒラメロッドはファーストがおすすめ

ヒラメロッドで扱えるルアーの重さ

扱えるルアーの重さは最低でも35g、理想は42g~45gです。

  • 漁港や防波堤の場合
    メタルジグの他、ソフトルアー(ワーム)も併用するため30gくらい扱えればOK。
    (余裕をみて35gまで扱えるロッドを選ぶ)
  • サーフの場合
    メタルジグ、プラグ、シンペンなど幅広く活躍する。
    遠投も狙い、悪天候(風、波)も考慮すると40gまでは扱えるロッドが好ましい。
    (余裕をみて42g or 45gまで扱えるロッドを選ぶ)

その他

ヒラメ釣りで使用するライン(糸)は、高感度で遠投に有利なPEラインが主役となります。
PEラインは、しなやかでコシが無くキャスト時にガイドに絡まりやすいという特徴があります。
現在では富士工業株式会社の「Kガイド」シリーズの登場により、ライントラブルは改善されています。多くのロッドにKガイドが採用されていますが、安いロッドを購入する場合は念のためチェックしておいたほうがよいでしょう。

ヒラメ用PEラインとショックリーダーの選び方
ヒラメ用のPEラインとショックリーダーの選び方

サーフでのヒラメ釣りで使用するお勧めのメインラインとショックリーダーと、その選び方のポイントをご紹介しています。

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ヒラメロッドの選び方まとめ

サーフで使用するヒラメロッドを選ぶ際のポイントをまとめます。

  • 漁港や防波堤の場合:9フィート前後、35gまで扱えるロッド
  • サーフの場合:10~11フィート、42g or 45gまで扱えるロッド
  • ロッドの重さは200g以下
  • ロッドの曲がり調子はファーストかレギュラー

おすすめのヒラメロッド

最後にもんもたろうがおすすめするヒラメロッドを紹介します。
コストパフォーマンスの良いと思えたロッドを入門用~ミドルクラスとして4万円未満のものをメインに紹介しています。

入門用(1~2万円)

シマノ/ネッサBB S104M

シマノからヒラメ専用ロッドとしてネッサシリーズが販売されています。ネッサBBはシリーズの中では最も安価なモデルであり、実勢価格で一万円台で購入可能です。
コスパは高く、そこそこのヒラメロッドを安く買いたいという方はこれで決まりです。

ダイワ/ラテオ 100M・R

ダイワからヒラメロッドを選ぶならコレです。
パワーと操作性に優れたX45構造が採用され、ロッドテーパー(調子)は上位モデルのモアザンが踏襲されています。
二万円台前半の価格設定になっているのも魅力です。

ミドルクラス(2~3万円)

パームス/ショアガンエボルブ 106M+・FL

ミドルクラスとして私がピックアップするのはパームス/ショアガンエボルブシリーズの中でヒラメ特化モデルである「FLATFISH EDITION」です(末尾に"FL"が付いているモデル)。
もんもたろうのサブロッドとして活躍しています。
充実したスペックにも関わらず実勢価格は二万五千円程とお手頃でおすすめします。
しいて欠点を上げろと言われれば、自重が236g(106M+・FLモデル)でちょっと重たいくらいです。
防波堤、漁港には96M+・FLモデルもおすすめです。

シマノ/ネッサXR S104M

2022年に新しく登場したネッサの中堅モデルです。
ネッサBBに対しスパイラルXと呼ばれるロッド3層構造によって剛性がUPしています。
3万円前半で購入でき、初級者から上級者までおすすめできるロッドです。
自重も170g(S104モデル)とかなり軽いですね。

ハイエンドクラス(6万円~)

このクラスは自己満足の世界ですね。
正直、ここまでのロッドは必要ありません。
(が、欲しくなるのは釣り人の性でしょうか)

シマノ/ネッサ エクスチューン S104M

ネッサシリーズの最上位モデルです。
価格は7万円台と一般人に手が届きません。
知り合いに一度使わせてもらいましたが、キャスト時の安定感(ブレない)は忘れらせません。

ダイワ/モアザン ブランジーノ EX AGS

モアザンはダイワ製ショアロッドの最上位モデルシリーズです。
ヒラメゲームを極めたい方用ですね。

おすすめロッド性能の一覧表
ロッド品番全長自重(g)適合ルアー重量
(g)
適合PEライン
(号)
定価(円)
シマノ
ネッサBB
S104M3.15m(10.3)*176Max420.8~225,900
ダイワ
ラテオ
100M・R3.05m(10ft)*15710~500.8~231,200
パームス
ショアガンエボルブ
106M+・FL3.20m*(10.6ft)23610~450.8~228,000
シマノ
ネッサXR
S104M3.15(10.3)*170Max420.2~245,000
シマノ
ネッサXTUNE
S104M3.15(10.3)*167Max450.8~265,300
ダイワ
モアザン
ブランジーノ
EX AGS
1010ML/M3.30m(10.8ft)*1537~400.8~293,500

*メーカーホームページではft表示のみなので、参考にm換算した長さも記載しています。私が換算したので多少の誤差はある可能性がありますのでご了承下さい。

その他、代表的なメーカーとして、メジャークラフト、がまかつ、アブガルシア、ヤマガブランクスなどもありますので、興味があれば調べてみて下さい。

以上、今回はここまでにしたいと思います。
どうもありがとうございましたm(_ _)m

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