こんにちは、もんもたろうです。ー>詳しいプロフィールはこちら
今回は鮭(アキアジ)釣りで使用する餌の作り方をご紹介します。
鮭釣りに使用する餌は「カツオ」「サンマ」「フクラギ」「イカ」そして「ハラモ」などがありますが、今回はサンマを例として餌の作り方の1例を解説したいと思います。
身餌であるカツオ、サンマ、フクラギ、ハラモは基本的に同じ方法で餌を作ることができますので、基本的な鮭釣り用の餌の作り方(塩締めと味付け)はここで確認しておきましょう。
鮭(アキアジ)釣り用の餌 自作の勧め
鮭(アキアジ)釣りで使用する餌は釣具店で簡単に購入することができます。
市販品の多くは塩締めと味付けがされており、さらにカット済みのものもありますので、釣り場ですぐに使用できることがメリットです。
しかしながら、市販品は先ほどの加工コストが含まれている分、自分で餌を作る場合と比較して割高となってしまいます。
これから解説する鮭釣り用の餌は誰でも簡単に安価で作ることができますので是非試してみて下さい。
鮭(アキアジ)釣り用の餌の種類についてはこちらの記事を参考にして下さい。
ー>鮭(アキアジ)釣りで使う餌の種類と特徴
サンマの塩締めに必要な材料
サンマを例として塩締めの方法を解説します。まずは必要なものを確認しましょう。
① 生サンマ
サンマ一匹につき20切れ位の餌が作れます。一度に餌を沢山作った場合、使いきれない分は冷凍保存することになりますが、長い間冷凍保存しておくと冷凍焼けを起こしてしまいます。冷凍焼けした餌では鮭の食い付きが悪くなってしまうため、餌は一回の釣行で必要な分だけ準備しましょう。
② 塩
サンマ一匹分の餌を作る場合は1kgで十分ですが、何度も餌を作る場合は多くの塩を使用します。また、釣った鮭を新巻鮭(あらまきざけ)にしたりトバにする際にも大量の塩を使用しますので、塩は沢山あるにこしたことはありません。写真のような5kgタイプがお勧めです。
③ 新聞紙
サンマを塩締めする際に水分を吸収させるために使用します。
④ トレイ(受け皿)
サンマを塩締めする際の受け皿として使用します。身餌を塩締めすると水分が出てきますので食器洗いのようなトレイがお勧めです。100円ショップにも似たようなトレイがありますので無い方は探しに行きましょう。
鮭(アキアジ)釣りで使う餌(サンマ)の作り方
ここからは鮭釣りで使用するサンマを用いた餌の作り方について説明します。
この方法はサンマ以外の身餌にも適用できますので参考にして頂ければと思います。
サンマの3枚卸し
スーパー等で購入した生サンマの頭と内臓を取り除き、写真のように三枚に卸します。
皮の光沢を損なわないように血でサンマの皮が汚れないように注意して下さい。
なお、水洗いは厳禁です。水洗いをしてしまうと、サンマの皮の光沢が無くなってしまいますので、汚れてしまった場合はキッチンペーパーなどで拭き取るようにしましょう。
大きさの調整(短冊カット)
次に三枚に卸したサンマの身を餌の大きさにカットします。
生サンマの身は非常に崩れやすいため、よく切れる包丁を使用してください。
サンマはカツオとは違い体高が低いので、長い餌にしたい場合は写真よりも斜めにカットすると長い餌にすることができますので、お好みで調整しましょう。
生餌のままで鮭釣り用の餌として使用する場合は味付けして完成(または味付けなし)となりますが、生餌は鮭の食いが良いと言われる反面、身持ちしないのですぐに餌がなくなってしまうというデメリットがあります。また、サンマは身がもろいため生餌を使う場合はカツオをお勧めします。
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サンマの塩締め
準備したトレイに新聞紙を敷き、その上に塩を敷きます。
その上に先ほど短冊状にカットしたサンマを並べていきます。
塩締めすると水分が出てきますが、サンマを密集して並べすぎると水分が上手く抜けてくれない場合がありますので、サンマを並べる際は写真のように少し間隔をあけて並べることをお勧めします。
サンマを並べ終えたら上から塩を被せます。
塩の量が少ないとしっかり水分が抜けてくれないため、特に塩締め1回目の時は最も水分が出てきますので塩は多めに被せて下さい。
塩を被せた後は新聞紙の上に重しを載せて一日寝かせます。
鮮度を保つためには冷蔵庫に置ければベストですが、冷蔵庫に入れられない場合は室内でも問題はありません。室内で塩締めする場合は直射日光の当たらないなるべく涼しいところで寝かせましょう。
次の日(二日目)になったら新聞紙と塩を交換し、また重しを置いて一日待ちます。
三日目も同様に新聞紙と塩の交換を行います。
そして、四日目になれば塩締めの完成です。
三日目の状態でも使用できますが、釣行まで時間がある場合は四日目まで待った方がしっかり身が引き締まりますので最後まで塩締めることをお勧めします。
なお、同じ塩を使用し続けているとサンマの身・皮が黄ばんできてしまいますので、塩は必ず毎日交換するように注意してください。
塩締めしたエサの味付け
塩締めしたサンマ餌はそのままでも鮭釣りで使用することはできますが、一般的に味付けをすることによって集魚効果が高くなると言われています。
ここでは最も人気のあるニンニク(ガーリック)の味付け方法の例をご紹介します。
ニンニク味の付け方はとても簡単です。
スーパーで売っているニンニクパウダーや釣具店で売っている餌にまぶすタイプの塩ニンニクなどを塩締めしたサンマにたっぷり振りかけてまぶすだけでOKです。
塩締めしたサンマをタッパや袋に入れ、その中にニンニクパウダーなどをたっぷり振りかけ混ぜ込みます。ニンニクの風味をしっかりつけるために鮭釣りに行く1日前にはニンニクをまぶしておきましょう。
まとめ
鮭(アキアジ)釣り用の餌の作り方についてまとめです。
・鮭釣り用の餌は自分で作ることで安く沢山作ることができる
・餌の塩締めは締め始めた日を含めて4日目で完成
・餌の黄ばみを発生させないため塩は毎日交換する
・ニンニクの味付けはスーパーにあるニンニクパウダーをまぶせば完成
鮭釣りに関連した記事は以下を参考にして下さい。
・鮭(アキアジ)釣りを始めよう!ロッド・リールの選び方(ぶっこみ編)
なお、今回ご紹介した内容は基本的な餌の作り方の1例にすぎません。
例えば塩締めする際には最初から塩ニンニクで締めることで風味を倍増させたり、ニンニクだけではなく旨み成分であるアミノ酸として魚醤を混ぜ込むことで集魚効果をアップさせることもできます。
是非、色々試して自分だけの特別な餌を探求してみて下さい。
きっとその先には鮭の爆釣劇が待っているはずです。
今回はここまでです。
どうもありがとうございましたm(_ _)m