こんにちは、もんもたろうです。
鮭(アキアジ)釣りのハイシーズンは多くの釣り場において9月と言われており、10月から徐々に魚影は薄くなり、11月の声が聞こえる頃には鮭釣りの閉幕となります。
一方、シーズンの開幕が遅い噴火湾などでは年内一杯狙える釣り場もあります。
実際のところ、鮭はいつまで釣れるのでしょうか?
そんな疑問を解消するため、9月から12月一杯までひたすら鮭釣りを敢行してみました。
今回はその調査結果についてご紹介したいと思います。
鮭(アキアジ)はいつまで釣れるのか
鮭(アキアジ(シロザケ))は川で生まれて海に降りた後、オホーツク海を経てベーリング海やアラスカ湾まで移動します。そしてそこで成長し、約4年後に産卵を目的として生まれた川に戻ってきます。
生まれてから、その川に戻ってくるまで15,000km以上を移動していると言われています。
鮭の多くは4年後に生まれた川に戻ってきますが、早くて2年、遅くて5年以上経過してから戻ってくる鮭もいます。
また、川に戻ってくる季節も個体差があり、9月から12月とある程度期間があります。
今回は鮭が川に戻ってくる季節とその量を釣行によって検証してみました。
鮭(アキアジ)釣りの検証条件
鮭(アキアジ)釣りは「ぶっこみ」のみで行っています。
場所は太平洋側の同一釣り場としました。毎年9月にハイシーズンを迎え、11月に入ると釣り場が閑散とするといった感じの釣り場です。
検証を行った期間は9月1日~12月31日までの4ヶ月間です。
期間:9月1日~12月31日
場所:太平洋側の釣り場(全て同じ場所)
方法:ぶっこみ
鮭のぶっこみ釣りに関しての情報は以下の記事をご参照下さい。
9月の鮭(アキアジ)釣り
9月といえば、一般的には鮭釣りのピークとなる時期です。
この時期は北海道各地の砂浜に投げ竿がずらりと立ち並びます。
魚影の濃さとともに釣り人の人口密度も高く、釣り場所を確保するのも一苦労な時期です。
以下に過去2年間における9月の鮭釣り結果を示します。
9月は鮭釣りに行けばほぼ毎回釣れるといった感じであり、1回の釣行で釣れる鮭の平均本数は2本前後となっています。
また、台風が過ぎ去った後などは鮭が岸寄りし易いため1回の釣行で2桁を狙える時期でもあります。
1本釣れれば良しとされる鮭釣りにおいて、1回の釣行で平均的に2本が期待できる9月は間違いなくハイシーズンと言えそうです。
また、9月は鮭の状態が良く、綺麗な銀色の魚体をした銀毛(ギンケ)が多いことも魅力的です。
10月の鮭(アキアジ)釣り
10月に入ると台風の発生も少なくなり、天候の観点では鮭釣りが行い易い時期となります。
9月と比較すると鮭は少なくなり、且つ徐々にブナが多くなってきますが、一般的にはまだまだ鮭釣りシーズン真っ盛りです。
以下に過去2年間における10月の鮭釣り結果を示します。
10月における1回の釣行で釣れる鮭の平均本数は1.5本前後となっています。
一方、10月下旬になるにつれて釣れる鮭の本数は少なくなりました。
10月中旬以降は鮭を1本釣ることができれば良しといった印象です。
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11月の鮭(アキアジ)釣り
11月になると閑散としてくる釣り場も多くなります。
寒さが厳しくなってくる時期ですが、釣り場所の心配をする必要がないため落ち着いて鮭釣りができる時期でもあります。
以下に過去2年間における11月の鮭釣り結果を示します。
11月における1回の釣行で釣れる鮭の平均本数は10月の時と同様、1.5本前後となっています。
11月になるとブナが多くなりますが、群れによってはギンケも釣れます。
11月は寒さが厳しく鮭も少なくなり、さらには釣れてもブナばかりといった印象があるためか、太平洋側にある多くの有名釣り場は閑散としてきます。
しかし、11月は釣り場が閑散とするにも関わらず10月と同等の釣果が望める穴場的なシーズンなのです。
鮭釣りをしたくても、混雑した釣り場を敬遠して鮭釣りができていない方は少なくともいらっしゃると思います。
ハイシーズンが終わり、釣り場が閑散としてくる11月が狙い目です。
12月の鮭(アキアジ)釣り
12月に入ると雪が降り始めます。
寒さも一段と厳しくなり、鮭釣りに行くのにも気力・体力が必要です。
以下に過去2年間における12月の鮭釣り結果を示します。
12月における1回の釣行で釣れる鮭の平均本数は0.8本となり、ついに1本を切りました。
雪が降りしきる中、生体反応の無い投げ竿を眺め続けることが多くなりました。
しかし、12月になってもまだ鮭は釣れます。
まとめ
鮭(アキアジ)はいつまで釣れるのか。
本当の鮭釣りシーズンを調査すべく年末まで釣行した結果のまとめです。
鮭釣りで最も釣れている時期は9月であり、当初の予想通りとなりました。
10月中旬から下旬にかけて鮭の魚影は薄くなりましたが、また新しい群れがきたのか11月は再び9月を思わせるような魚影を感じました。
また、釣行回数を考慮して整理すると、9月をピークとして月日が経過するにつれて魚影は薄くなってくることがわかります。
しかし、着目すべきは11月で、釣り人の姿が消えるのとは裏腹に魚影は10月並みとなっています。
・鮭釣りのハイシーズンは9月。
・11月に入ると釣り人は減るが10月並みの釣果が期待できる。
・11~12月でもギンケ(銀毛)は釣れる。
・本当の鮭との真剣勝負は12月からなり。
今回の調査のため年末まで釣行を続けてきましたが、率直な感想は「かなりしんどかった」です。
特に11月後半になると寒さが厳しく、鮭が釣れない釣行が続くとまるで罰ゲームです。
しかし、大晦日に鮭(銀毛)が釣れた時は感無量でした。
皆さんも是非、年末年始の鮭を狙ってみて下さい。
なお、仙人のようなぶっこみ釣り士の中には2月一杯、鮭を狙い続ける人もいるそうですが、今回の調査から年明けの釣果を予想すると、数回の釣行で1本釣ることができるか否かといった結果が予想されます。
今回はここまでです。
どうもありがとうございましたm(_ _)m