もんもたろうが今まで数万回キャストしてきた数々のメタルジグの中から、サーフでのヒラメ釣りで確実に使えるものを厳選してご紹介します。
ジグの特長を把握し性能を引き出せれば、必ずや自分にとって信頼できる最強のメタルジグになります。
サーフでヒラメが釣れるメタルジグ
以下の表はスピンビーム32gを10点として相対評価しています。
もんもたろうの主観ですが、実際に使用してみて評価しました。
メーカー | 品名 | 重さ | 飛距離 | 浮上りやすさ | 底取り | アピール力 | 引き易さ |
シマノ | スピンビーム | 32g | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 |
デュオ | フリッパー | 32g | 9.5 | 11 | 11 | 10 | 10 |
バディーワークス | オフベイト | 30g | 9 | 12 | 10 | 8 | 10 |
ジャクソン | 飛び過ぎダニエル | 30g | 10 | 10 | 10 | 11(40gは12) | 8 |
エンドウクラフト | ダント30 | 30g | 10 | 10 | 9 | 10 | 11 |
- 飛距離:点数が高い程、よく飛ぶ
- 浮上り易さ:点数が高い程、浮き上がり易い
- 底取り:点数が高い程、ジグの着底が感じやすい
- アピール力:点数が高い程、激しく動く
- 引き易さ:点数が高い程、ルアーを引いてくる時の抵抗が小さい(疲れにくい)
シマノ/熱砂 スピンビーム
項目 | スピンビーム | スピンビームTG |
---|---|---|
寸法 | 67mm | 68mm |
重さ | 32g | 42g |
重心 | 後方 | 後方 |
定価 | 1,400円 | 1,800円 |
- サーフでのヒラメ釣りを代表する最強メタルジグと言えばスピンビームです。
スピンビームの使い方は「ただ巻き」「ストップ&ゴー」でヒラメを誘います。
後方重心のため抜群の飛距離を出すことができ、底取りも良いため多少の悪天候でも問題なく使用できます。
ゆっくり引いてきてもテール(尻)を振ってよく泳ぎます。サーフのヒラメ釣りで必ず1つは持っておきたいルアーです。 - スピンビームTGはタングステンが採用されており、大きさを変えずに重量を42gまでUPさせています。
重くなった分、浮上りずらくなっていますが、飛距離は抜群です。 - なお、スピンビーム32gはフロントのフックがスピンビーム本体に絡む時があります。
使用してみて気になる方はフロントフックのサイズをオリジナルの#8から#10へ変更しましょう。
(スピンビームの純正フックサイズ:フロントは#8、リアは#6)
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DUO(デュオ)/ビーチウォーカー フリッパー
項目 | フリッパー | フリッパーZ |
---|---|---|
寸法 | 70mm / 80mm | 85mm / 87mm |
重さ | 32g / 40g | 36g / 42g |
重心 | 後方 | 後方 |
定価 | 1,500円 | 1,500円 |
- スピンビームと双璧をなすヒラメ用メタルジグといえばフリッパーです。
スピンビームの使い方は「ただ巻き」と「ストップ&ゴー」です。
飛距離はスピンビームと同等ですが、フロントのアイが顎の下に付いていることで底切り(浮上りの開始が速い)が良いのが特長です。
底取りもスピンビームよりも僅かですが良いと感じます。 - 基本は32gがおすすめです。飛距離が必要な場合は40gを使います。
フリッパーZは亜鉛採用により大きさの割に軽いため、スローに誘うことができます。
但し、表面積が広くなっているためフリッパーよりも飛距離は劣ります。
ノーマルのフリッパーが一番使いやすいと感じますので、興味のある方はフリッパーZもお試し下さい。
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バディーワークス/オフベイト
項目 | オフベイト |
---|---|
寸法 | 68mm |
重さ | 30g / 40g |
重心 | センター |
定価 | 980円 / 1050円 |
- オフベイトの開発コンセプトはシンペンのようにスローに誘えるメタルジグです。
重心がセンターとなっているためスローなただ巻きでユラユラとアクションさせることができるため、ヒラメの活性が低い時に使用します。
インプレとしては、遠投性能はスピンビームと比べて若干劣るものの、浮上り易いため遠浅サーフに適していると感じます。 - バディーワークス代表の佐々木さんが北海道遠征の際、遠浅サーフの豊津海岸にてこのルアーで70upのヒラメを掛けていますので実績は十分です。
- 特長であるユラユラアクションを最大限活かすため、40gではなく軽い30gを使用します。
着底後の浮上りは比較的早いため、リールの巻き回数は少なめにしてリトリーブスピードも遅めにします。 - なお、オフベイトには「メロメロメロン」という一味変わったカラーがあります。
メロメロメロンはめっちゃ釣れると一時話題になったカラーです。
日中にヒラメを狙う際に釣れると感じますので、ぜひお試しください。
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ジャクソン/飛び過ぎダニエル
項目 | 飛び過ぎダニエル | 飛び過ぎダニエルブレード |
---|---|---|
寸法 | 80mm / 83mm | 75mm / 83mm |
重さ | 30g / 40g | 30g / 40g |
重心 | 後方 | 後方 |
定価 | 1,210円 / 1,320円 | 1,320円 / 1,375円 |
- 飛びすぎダニエルはその名の通り、超後方重心設計でよく飛ぶルアーです。
飛びすぎダニエルの使い方は「ただ巻き」と「ストップ&ゴー」です。 - 最大の特長はアクションですが、「飛び過ぎダニエル」と「飛び過ぎダニエルブレード」の動きは別物です。
- 飛び過ぎダニエルはスローリトリーブで独特なピッチで幅広く尻尾を振るワイドウォブンロールアクションでアピールします。
大きく動くため、ただ巻きをするとブルブルとかなり強い抵抗があり、人によっては疲れやすく感じるかもしれません。 - 飛び過ぎダニエルブレードは尻尾にブレードが追加されにアピール力が向上しています。
飛びすぎダニエルブレードの水中動画をみて頂ければわかりますが、スローリトリーブでのアピール力は半端じゃありません。
活性の高いヒラメには効果抜群ですが、激しい動きゆえにヒラメがスレてしまう(警戒してしまう)恐れもあり、諸刃の剣と言えます。 - 飛び過ぎダニエルブレードは青物も想定しているためアシストフックが上に付いており、ヒラメ狙いでは不適ですが、トレブルフックはテール(尻尾)についているため、ヒラメをバラしてしまうリスクは小さいと思います。
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エンドウクラフト/ダント
項目 | オフベイト |
---|---|
寸法 | 85mm |
重さ | 30g / 40g |
重心 | センター |
定価 | 1,180円 / 1,314円 |
- エンドウクラフト/ダントはよく飛び、よく動き、操作性も良く、もんもたろう愛用のメタルジグです。
- これまで紹介してきたメタルジグはただ巻きが基本であるのに対してダントはフォールも有効であり、ヒラメに縦と横の両方の動きでアピールすることができます。
- 特にダントは操作性が抜群です。気持ちよくジグを操作することができるはずです。
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まとめ
ヒラメが釣れるおすすめメタルジグのまとめ
- スピンビーム:ヒラメ釣りを代表するメタルジグ。必ず持っておくべき。
- フリッパー:浮き上がりが早く、スピンビームと似た使用感とアピール力がある。
- オフベイト:ゆらゆらアクションで遠浅サーフで使いやすい。
- 飛び過ぎダニエル:ブレード付きのアピール力が飛びぬけて高い。
- ダント:操作感が抜群。ただ巻きに加えリフト&フォールでも使える万能ジグ。
ご紹介したルアーはいずれも名の知れたヒラメルアーですが、重要なことはそのルアーの特長を把握し、その特長を最大限活かせるように使っていくことです。
皆さんの釣果に貢献できれば幸いです。
今回はここまでです。
どうもありがとうございましたm(_ _)m
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