私はホシエイの毒針に足を刺されたことがあります。
アカエイ・ホシエイは刺され所が悪い場合、時に死に至る恐ろしい毒針を持っています。
エイに刺された時の対応、症状、治療について実体験を基に説明します。
エイの毒針に刺された場合の対応
万一、エイに刺されてしまった場合の対応や治療について、私の経験から解説します。
特にアカエイ・ホシエイの毒性は、際立って強いので要注意です。
エイに刺されたら迷わず救急車を!
もし、エイの毒針に刺さされた方がいらっしゃいましたら「すぐに救急車を呼んでください」。
刺された時の衝撃と痛みも相当なものですが、それ以上に数十分後にはエイの毒が回り始め、ズキズキ・ドクドクといった感じで我慢の限界を遥かに超えた激痛が始まり、身動きが取れなくなります。
エイの毒は細胞を壊死させます。
刺され所が悪いと最悪、死に至ります。
繰り返しますが、その痛みは尋常ではありません。
応急処置(患部は熱いお湯に浸す)
可能であれば、刺された患部を熱いお湯に浸してください。
エイの毒は熱で急速に分解されるため、痛みが軽減されます。
なお、病院に到着しても安心するなかれ。
なんと解毒剤はありません!
お湯に浸しながら解毒されるまでひたすら痛みに耐えるしかありません。
毒の症状
私の場合、エイの毒によって以下の症状と経過を辿りました。
- 毒針に刺されて数十分後からズキズキ、ドクドクといった感じの激痛が発生。
- 痛みは数十秒程度の一定間隔で発生する。
- 私の場合、刺されてから4~5時間後に痛み消失(突然嘘のように痛くなくなります)。
症状と治療経過
残念ながらエイの解毒剤はありません。
私は以下のような症状と治療経過でした。
- 救急外来にて抗生物質と痛み止め処方される。なお、解毒剤は存在しない。
- 4日目、少しだけ足に体重を乗せられるようになる。出血は完全に止まらず。
- 8日目、全身が痒くなりまぶたが腫れあがる。人生初の経験。アレルギー反応か?(因果関係は不明)
- 9日目、患部が腫れて熱を持つ。病院受診し、感染症の疑いがあるためステロイドと抗アレルギー薬を処方される。
- 一ヵ月後、患部周辺が硬結と呼ばれる硬い状態になったため、保湿剤のヒルドイドと呼ばれる薬を継続して塗るように指示される。しかし、患部(刺されたところ)が、再びジュクジュクしてきたため、潰瘍予防の軟膏を追加。
- 二ヵ月後、硬結のみとなりヒルドイドを継続使用することで通院終了となった。
- 傷は深く傷跡は一生残ると思われる。
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二度目はさらに危険
スズメバチに2回刺されるとアナフィラキシーショックが起こるということはご存じかと思いますが、これはエイの場合も同様です。
エイに1度刺されて抗体ができると、2度目に刺された時にアナフィラキシーショックが起こる可能性があるため非常に危険です。
万一、2度目に刺されアナフィラキシーショックを起こすと応急処置として「エピペン」と呼ばれるアドレナリン製剤の注射が必要となります。
もし、私のようにエイに1度刺されたことのある方は診療科で「エピペン」を処方について相談しましょう。
私がエイの毒針に刺された状況
サーフでヒラメ釣りをしていた時、ホシエイを釣ってしまいました。
エイの尻尾にスレ掛かっていたルアーを愚かにも回収しようとしたのが運の尽きでした。
毒針が危ないかと思い直し、エイから離れようとしてエイの尻尾を押さえ付けていた足を避けた瞬間に事件が起こりました。
エイの尻尾が鞭のように目にも止まらぬ速さで動いたかと思った次の瞬間、足の裏に思い切りアイスピックを突き立てられたような激痛が走りました。
毒針は長靴を簡単に貫き、足の裏に突き刺さりました。
さらに、最悪なことに毒針のトゲトゲとルアーの針が長靴、そして靴下の繊維と絡み、なかなか取れませんでした。
5分くらいでしょうか。拷問のような時間を乗り越え、気力で撮影したものが上記の写真です。
既に日は落ち平日のサーフには自分ひとり。
その場で「エイの毒」でググってみると恐ろしいものであることを知り、激痛で動けない中で感じた恐怖は今でも鮮明に覚えています。
妻に電話し迎えにきてもらい、一旦帰宅したものの激痛に耐えられず救急外来へ向かいました。
(今ではすぐに救急車を呼ぶべきだったと反省しています)
ルアー1つを回収しようとした対価は前述しました通り、大きなものとなりました。
エイの毒は細胞を壊死させる恐ろしいものです。
自己判断で初期治療を誤ると、その後、何度も手術を繰り返すことになったり、刺されどころが悪ければ最悪死に至る場合もありますので、皆さんも十分ご注意下さい。
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まとめ
- エイに刺されたら迷わず救急車を呼ぶ(絶対に自己判断しないこと)
- 可能であれば患部を熱いお湯に浸す(痛み軽減と応急処置)
- 解毒剤はない。痛みに耐えるべし。
- エイには近づかないほうがよい。
- 侮るなかれ、エイの毒は時に命にまで到達しうる。
めったに遭遇する機会のないエイですが、万一、遭遇した場合は本記事を思い出して頂けると幸いです。
今回はここまでにしたいと思います
どうもありがとうございましたm(_ _)m