こんにちは、もんもたろうです。
今回は鮭(アキアジ)の「ぶっこみ仕掛け」の作り方について解説します。
投げ竿、リール、竿立てを揃え、今回のぶっこみ仕掛けが完成したら週末には海へ向かいましょう。
きっと、心躍るようなドラマがあなたを待っています!
鮭(アキアジ)のぶっこみ釣りに必要な投げ竿、リールなどについてはこちらの記事を参考にして下さい。
-
鮭(アキアジ)釣りを始めよう!ロッド・リールの選び方(ぶっこみ編)
鮭(アキアジ)釣りの魅力と、鮭のぶっこみ釣りを行うためのタックルの選び方について解説しています。この記事を読めば、ぶっこみ釣りに必要なロッド、リール、ライン、竿立てがわかります。
続きを見る
鮭のぶっこみ仕掛け 自作の勧め
鮭のぶっこみ用仕掛けは市販されており簡単に手に入れることはできますが、ここでは自作をお勧めします。
仕掛けを自作する大きなメリットは次の通りです。
1.自分だけのオリジナル仕掛けが作れる
市販品を使用するよりも自作の仕掛けの方が間違いなく釣果アップできます。
理由は1つ。好きなだけ仕掛けの改良をすることができるためです。
鮭のぶっこみ仕掛けの構造は単純なものですが、想像以上に奥は深く自作をすればするほど改良すべき点が見えてきます。ぶっこみ仕掛けの改良を続けることで、市販品には到達できないレベルにまで昇華させることが可能です。
2.ぶっこみ仕掛けを作るのは楽しい
パーツを組み合わせて仕掛けを作り上げていく過程はプラモデルの制作にも似ており、完成品に愛着も沸いてきます。
タコベーの色を変えてみようか、それともフロートのシールをこちらの色にしようか、まてまて、この組み合わせだと・・・といった感じで仕掛けを作っているときは心が躍ります。
自分で丹精込めて制作した鮭のぶっこみ仕掛けはもはや芸術品と感じることができるはずです。そして、自宅の浴槽で仕掛けの動きを確認するようになる頃には、あなたは立派な鮭のぶっこみ師になっていることでしょう(笑)
3.自作のぶっこみ仕掛けで釣れるとさらに嬉しい
丹精込めて制作したぶっこみ仕掛けで鮭を釣ることができれば、喜びもより大きなものになります。そして、自作→釣れると嬉しい→仕掛けを改良→釣れると嬉しい→仕掛けを改良→・・・というループを繰り返すようになり、釣果はうなぎのぼりに高くなっていきます。
4.安価で制作することができる
市販品の鮭のぶっこみ仕掛けは500円から高いものだと1000円程度のものもありますが、自作をすれば少ないコストで複数制作することが可能です。
コストもかけずに楽しく仕掛けが作ることができ、さらに釣果アップにつながるとなれば自作をしない訳にはいきませんよね。
鮭のぶっこみ仕掛け作りに必要な材料
- 発砲フロート
硬質と軟質の2タイプがあり、サイズはφ13~15mmを使用します。
私はφ15mmの硬質フロートを使用しています。 - シール
発砲フロートに張り付けるカラフルなシールです。
色々な種類がありますので、なにが一番釣れるか色々試してみましょう。
定番はシルバー系です。この解説では緑シールを使用します。 - 浮きゴム(ゴムパイプ)
必要となるのはφ5mmとφ1mmのゴムパイプです。1本数十円で売っています。
色々なところで活躍してくれるので、何本か購入しておきましょう。 - シモリ玉
針、タコベとフロートの間に使用し、仕掛けの固定にも役立ちます。
φ15mmの発砲フロートであれば6号のシモリ玉のサイズがピッタリ合います。 - 針
写真のような鮭のぶっこみ仕掛け用の針を準備します。
針先の形状によって、ストレートタイプと丸まっているネムリタイプに分かれますが、私は貫通力重視でストレートタイプを使用しています。 - タコベ
王道カラーはピンクです。
色々試しましたが、ピンクが一番釣れる気がしています。
まずはピンクから始めましょう。
また、サイズは2~2.5号がお勧めです。 - ティンセル
針に巻くスカートのことで、タコベと一緒に針を装飾します。
色々なカラーがありますので、好きなものを選びましょう。 - Yピンとビーズ
仕掛けがラインと絡まないようにするために使用します。 - ナイロンライン
10号以上のナイロンラインを使用しましょう。
私はブラックライン派ですが、透明ラインで問題ありません。 - サルカン
4号より大きなサルカンを準備しましょう。
鮭のぶっこみ仕掛けの作り方
ここからは実際に鮭のぶっこみ仕掛けの作り方について解説します。
フロートの準備
フロートを必要な長さに切断します。
フロートは長くするほど浮力が大きくなるのと、後からホログラムシールを貼るのでフロートが大きいほどキラキラ光り鮭に対するアピール力がアップします。
しかしながら、必要以上に大きくする必要はなく、1本のフロートが30cmなので7cm前後に3分割して使用するのをお勧めします。
次にシールをフロートと同じ長さに切ってフロートに巻きつけます。
これはやらなくてもよいですが、フロートの端面を写真のようにカッター等でくり抜いておくと後から組み合わせる「シモリ玉」がピシッとハマりますのでお勧めです。
針、ティンセル、タコベの一体化
フロートが完成したら次は針にティンセルとタコベを組み合わせます。
針のライン長さは最終的に60~70cmくらいにしたいので、10号以上のナイロンラインを80cmほど準備しましょう。
そのラインを針に結びます。「内掛け結び」か「外掛け結び」で結びましょう。
鮭とのファイトでほどけないように思いっきり結んで下さい。
次にゴムパイプを短く切ってラインの結び目に被せます。
これをやっておくと次に被せるタコベの頭が太くなり、後から行う作業でシモリ玉との固定がやり易くなります。
(シモリ玉を使わないパターンもあり、その場合はゴムパイプをかぶせずに直接ティンセルを巻いてもOKです)
ゴムパイプのところにティンセルを巻きつけます。
巻きつける量はゴムパイプの1周分くらいでOKです。
その上からタコベを被せてください。
タコベが小さいと被せられませんのでタコベのサイズは2~2.5号をお勧めします。
被せたあとはティンセルの長さをハサミで切る、あるいタコベの大きさを変更してタコベとティンセルのバランスを確認します。
針、シモリ玉、フロートの組み合わせ
先ほど作成したティンセルとタコベを付けた針とフロートを以下の写真のように組み立てていきます。
これらの固定方法は人それぞれですが、私はタコベとシモリ玉の間に短く切ったゴムパイプを被せることを1つのポイントとしています。
こうすることでゴムパイプが土台となって針とフロートがガッチリ固定されます。
また、ゴムパイプとシモリ玉を接触させておくと化学反応が起きて数ヶ月後にはシモリ玉が少し溶けてゴムパイプと一体化して固まります。
次に針とフロートを固定するためにφ1mmのゴムパイプを使用します。
固定する方法は色々ありますが、φ1mmのゴムパイプをハサミで短く切り、それをストッパーとしてすることをおすすめします。
まずφ1mmのゴムパイプをハサミで1mm位の長さに切断していきます。
8号のラインであれば5~7個位あればしっかり固定できます。
ゴムパイプを長く切断してしまうと、ラインに癖がついてしまうためなるべく細く切りましょう。
切断したゴムパイプにラインを1回通します。
ラインを引張ると写真のようにゴムパイプがストッパーとなります。
ゴムパイプが長いと抵抗が強くなるため、ラインが曲がってしまいますので注意しましょう。
あとはフロートと針がしっかり固定できる摩擦が得られるまで上記手順を繰り返してゴムパイプを追加していきます。
以上でフロートと針の一体化作業は完了です。
Yピンの組み立て
次はYピンの組み立てを行います。
Yピンを固定したい位置にビーズを挟んでYピンが動かないようにします。
写真のようにビーズにラインを2回通すとしっかり固定できます。
ラインの両端にサルカンを結びます。
Yピンの先端に先ほど制作した針とフロートが一体化した仕掛けを結び、ゴムパイプを被せれば鮭のぶっこみ仕掛けの完成です。
Yピンの固定位置などについては釣行を重ねて自分の釣り場に合ったベストの形を探しましょう。
低層、中層、表層といったように使い分けしてみるのも面白いかもしれません。
ちなみに私は写真のように錘側(写真の下側)にYピンを固定し、フロートの方のラインの長さを調整して攻める棚を決めています。
錘について
使用する錘は写真のように三角錘を使用します。
このタイプは飛距離は出ませんが、砂浜で流されにくい特長がありますので、鮭のぶっこみにマッチします。
30号~40号を使用しましょう。
鮭が仕掛けに食いついた際に錘がアンカーの役割を果たします。
すなわち、錘は重たい方が向こう合わせのような形となるためバラシ対策とすることができます。
まとめ
鮭のぶっこみ仕掛けについてまとめです。
ポイント
- 鮭のぶっこみ仕掛けは自作することで進化を発揮する。
- フロートの長さは7cm前後がおすすめ。
- シールのカラーはシルバー系が基本。
- タコべのサイズは2~2.5号、カラーはピンクが基本。
- ハリス(糸)の長さは自由に調整し、通う釣り場に合うベストの長さを探そう。
今回はここまでです。
どうもありがとうございましたm(_ _)m
-
鮭(アキアジ)釣り用ぶっこみ仕掛けの作り方2
こんにちは、もんもたろうです。 鮭のぶっこみ釣り(投げ釣り)の仕掛けを自作することは楽しいものです。 試行錯誤を繰り返し、気づけば必要以上にぶっこみ仕掛けを作ってしまった経験のある方も多いのではないで ...
続きを見る